お薬手帳というものをご存知だろうか。
わたしの適当な説明より確実に信頼できる、日本調剤のページである。
(これを見て初めて知ったのだが、アプリのお薬手帳もあるらしい。なんということだ)
https://www.nicho.co.jp/column/20444/
それはなんぞや、名前は知ってる、持ってるなど様々な人がいるだろう。
なんだか最近、お薬手帳があると少し薬が安くなるらしい。
いくら安くなってるかはわからないが。
まぁとにかく、そんなものがこの世にはある。
病院とは無縁と思われがちなイキリキャシーだが、意外とそんなこともなく定期的に通院をしている。
しかも二科受診なもんで、きっとお薬手帳のおかげで結構お金が浮いていることだろう。
たまになくすので毎回出しているわけではないが。
そんなお薬手帳が今日の主役である。
この間部屋を掃除していると、先月からなんかないなぁと思っていたお薬手帳が出てきた。
ふとぱらぱらめくってみると、高校生の時から始まり、4年分の記録が残されていた。
イキリキャシーがその時掃除のBGMにしていたのは蛍の光。
センチメンタルタイム突入!
ここらへんで転院したなぁとか、薬が変わったなぁとか、もう一つ受診する科が増えたなぁとか、増薬したなぁとか、インフルになったなぁとか、胃が痛すぎて気絶するかと思いながら早退したこともあったなぁとか、様々な思い出が蛍の光に合わせてだいぶおセンチに蘇ってきた。
後から考えるとなかなかシュールな光景である。
半端に散らかってる部屋の端で、蛍の光を聴きながら、お薬手帳をめくり、ニヤニヤしている女子大生。
そのシュールさを忘れさせる蛍の光、偉大な存在である。
手軽におセンチな気持ちを味わえる。
さて冒頭で触れたが、アプリのお薬手帳。
わたしはよくものをなくすので、ポイントカードをアプリにしてくれるお店や会社は好きだ。
スマホならほぼ無くさないし、財布の中は落ち着くし。
しかし、お薬手帳だけはアプリにしたくない。
こう思ったのは初めてだ。
ポイントカードをアプリにするのと、一枚一枚調剤師さんが貼り付けてくれたり、忘れたから家で自分で貼ったりしてきたものをアプリにするのはわけが違う。
そんなこだわりのもと、わたしは紙のお薬手帳を使い続けるし、時折蛍の光とともりおセンチな気持ちに浸るだろう。
蛍の光、センチメンタルな気持ちになったら是非使ってみてほしい。