笹かまコンビーフ

イキリキャシーが、どうでもいいことを毎週金曜に綴るだけのブログ

味楽る!ミミカ ナンバーワンをクインテットで演奏してください

 

私はよくYouTubeを見る。

 

特定のチャンネルやジャンルにこだわっているわけではないので、おすすめも雑多だ。

 

しょうもないMADなんかが出てくることも多く、友人に勧めると「こんなのおすすめに出てこないよ?!」と驚かれるなどする。

 

おすすめに出てきて嬉しいのは、そういうしょうもないMADと懐かしい動画だ。

 

昔流行った動画や曲が出てくると感動してしまう。

 

最近嬉しかったのは、「1990年代後半生まれのNHK懐かしい番組・アニソンメドレー」という動画だ。

 

↓これ

youtu.be

 

今日は、そんな懐かしい曲の話をしたい。

 

私の家ではディズニーチャンネル以外の視聴は基本禁じられていた。

 

なぜか例外としてコードブルーは認められていた気がするが、禁じられていた故にプリキュアやらポケモンやら、有名どころさえ見たことがなかった。

 

ポケモンは、眼科でマンガを読んだのが数少ないふれあいだったと思う。

 

そんな私が地上波を見られる数少ない機会が長期休みだった。

 

うちは両親が共働きだったため、小学校低学年までは祖父母の家に預けられていた。

 

日中は農作業を手伝い、NHKの「スタジオパークからこんにちは」を見ながら昼ご飯を食べ、夕方はEテレを見ながら母の迎えを待つ。

 

確かそんな日々だったと思う。

 

ちなみにこの「スタジオパークからこんにちは」も、たった今まで内容どころか名前すら覚えていなかったが、主題歌の「おかえりなさいが待っている」のフレーズを頼りに検索してみた。

 

「おかえりなさいが待っている」ももちろんだが、wikiで「生中継 ふるさと一番!」という文字を見て非常におセンチな気持ちになった。

 

祖父母の家のブラウン管テレビを触って静電気で遊んでいた記憶までよみがえる。

 

私の幼少期は、液晶テレビでのディズニーチャンネル、ブラウン管テレビでのNHKだったのだ。

 

触れる機会が少なかったので内容は覚えていないが、音楽だけはやけに記憶に残っているようで、上の「1990年代後半生まれのNHK懐かしい番組・アニソンメドレー」を聞いたとき「お~!」と一人感嘆の声をあげてしまった。

 

私が覚えていたのは、「味楽る!ミミカ ナンバーワン」と「ゆうがたクインテット」だった。

 

味楽る!ミミカ ナンバーワン」はとにかく料理名を羅列しているので、おそらく料理番組を模したものだったのだろう。

 

それくらいの認識なのに、曲だけはやけに覚えている。

 

思ってたよりイントロのキーが低かった気がするが、まぁ15年前の記憶なんてそんなものだ。

 

私のお気に入りは、動画の5:10ごろの

 

「ビビンバ ズッパ タンタンメ~ン」の「タンタンメ~ン」の「メ~ン」

 

である。

 

「メェ~ン」みたいな、間延びしたような、上がって下がる感じが面白い。

 

「メェ~ンって笑」といった気持ちになる。

 

その次にあるのはゆうがたクインテットのオープニング。

 

料理名を羅列する「味楽る!ミミカ ナンバーワン」とは違い、ゆうがたクインテットの歌詞からは放送時間しかわからない。

 

「ゆうやけそらがそまるとき きこえてくるよ ゆうがたクインテット

 

これしかヒントがない。

 

夕方に放送されていたことくらいは覚えている。

 

クインテットと冠している以上、音楽に関する何かなのだろう。

 

「当時は "You got a Quintet" だと思ってたけど、ゆうがたクインテットって歌ってたのか!」と思って歌詞を調べたら、"You've got a Quintet" だった。

 

時制が違っただけなのでニアピン賞である。

 

齢6くらいのくせに生意気な話だ。

 

それにしても、ずいぶんと素敵な曲じゃないか。

 

素直にそう思える。

 

「そら げんきも ゆうきも わいちゃうぞ

ららら たのしく みんなで さわいじゃおう

なみだ なんかは かわいちゃう

きがつきゃ ほら はるのゆめのなか」

 

で涙が乾くどころか、むしろ涙が出そうになる。

 

番組内容は覚えていないのに、15年前おばあちゃんちでお母さんのことを待っていた6歳ごろの自分を思い出す。

 

ちなみに「豆を年の数食べるなんてさぞかし大変でしょう」と言って母と祖母の豆をむさぼったのもこのころだ。

sasakama-cornedbeef.hatenablog.com

 

豆で怒られることはなかったが、ふかしたジャガイモに醤油をかけすぎては怒られていた。

 

祖母よ、私は未だに調味料をかけすぎるけがある。すまない。

 

それでも醤油漬けのふかしたジャガイモはおいしかったのだ。

 

味楽る!ミミカ ナンバーワン」に出てくるきらびやかな料理より、私はこういう素朴な料理が好きな子だったし、今でもそれは変わらない。

 

同様に、私は「味楽る!ミミカ ナンバーワン」よりゆうがたクインテットのOPの方が好きだ。

 

しかし、「味楽る!ミミカ ナンバーワン」はSpotifyにあるくせに、ゆうがたクインテットはないのだ。

 

もちろん「味楽る!ミミカ ナンバーワン」に恨みがあるわけではない。

 

味楽る!ミミカ ナンバーワン」も楽しい曲だ。

 

「タァンタァンメェ~ン」のところなんて楽しいにもほどがある。

 

ただ、「味楽る!ミミカ ナンバーワン」は別に繰り返して聴いたり課題のお供にしたりしたいわけではない。

 

ゆうがたクインテットはぜひ課題のお供としてデビューしてほしいのに、困ったものだ。

 

作業用BGMとして出してくれている人もいないので、ゆうがたクインテットだけ入れたYouTubeのプレイリストをループ再生するほかない。

 

YouTube premium会員だと広告の心配なく聴けるので課金万歳である。

 

この文章も、ゆうがたクインテットを聴きながら書いている。

 

だんだん日も暮れてきて、いい感じの時間帯だ。

 

さて、来週は「1990年代後半生まれのNHK懐かしい番組・アニソンメドレー」のおすすめから発掘された懐かしい曲たちの話をしたい。