笹かまコンビーフ

イキリキャシーが、どうでもいいことを毎週金曜に綴るだけのブログ

イキリキャシーが書く笹かまコンビーフ

先々週の記事では、「笹かまコンビーフ」と「イキリキャシー」の由来でも書こうかという結論に至った。

 

↓先々週の記事

 

 

sasakama-cornedbeef.hatenablog.com

 

 

 

特に面白い秘話があるわけではないが、こんな意味のわからない名前の説明くらいしてもよいだろう。

 

 

まずはペンネームであるイキリキャシー。

 

国際色豊かな大学に進学することが決まった直後、わたしはある懸念を抱いていた。

 

意識高い系の人しかいなかったらどうしよう。

 

高校生のうちからボランティア活動に参加したり、途上国で学校を建てたりしている人しかいなかったらどうしよう。

 

それを意気揚々と自慢してくる人しか居なかったらどうしよう。

 

ボランティアなんて、夏休みにPTAがやっていた校庭の池掃除に飛び入り参加したり、冬休みに公使さんがしていた雪かきに飛び入り参加したりしたくらいだ。

 

ボランティアの名を冠する活動に参加したのは、中学生の時のゴミ拾いくらいしか記憶にない。

 

もちろん途上国で学校なんて建てたこともない。

 

そんな懸念を友人に打ち明けたのが始まりだった。

 

「意識高い系とかイキリばっかりだったらどうしよう」

 

そして話は意識高い系から英語に変わり、

 

「しかもみんな英語ばっかり話して、意識高い版ルー大柴かもしれない。ミドルネームもついてるかもしれない」

 

という懸念も生まれた。

 

「自己紹介の時、Hi, my name is Kathy. って言われるんだよ。キャシーじゃなくてKathyね。thだから。イキリキャシーだよ」

 

そういうわけで、イキリキャシーという単語が生まれたのだ。

 

それを友人が面白がって、

 

「大学でのあだ名、イキリキャシーでいいじゃん。みんな呼んでくれるよ」

 

と言い出した。

 

本来は、未来の同級生に思いを馳せて生まれた言葉だったのだ。

 

ブログを開設したのはそれからしばらく経った頃だったが、ペンネームに悩んでいた時ふと思い出した。

 

そしてわたしはイキリキャシーとしてしょうもない文章を書くことになった。

 

 

名前の次は、ブログ名。

 

これまたキャッチーな名前をつけるべく、わたしは頭を悩ませていた。

 

最初に決まったのは笹かま。

 

実は、わたしは笹かまが嫌いだ。

 

あのむにむにした感じがどうも受け入れ難い。

 

食感の問題で、かまぼこ、ちくわなどの練り物は全体的に好かない。

 

しかし笹かまには思い出があり、それを思い出したから採用したのだ。

 

それは、大学受験で仙台に行った時のこと。

 

高校でお世話になっていた先生が笹かまが好きとのことで、どうせならお土産に買っていこうと決めた。

 

そして意気揚々と駅のデパ地下に赴いたのだが、そこで事件は起きた。

 

「試食の方どうぞー」

 

試食は好きだ。

 

しかしこの時ばかりは試食システムを恨んだ。

 

「いえ…」

 

「どうぞどうぞー!」

 

やはり駅ビルは、ご当地グルメ業界の激戦区なのだろう。

 

うちの商品の美味しさをわかってもらい、買ってもらおう!という気概を感じた。

 

断ることもできず、わたしは差し出された笹かまを頬張った。

 

だめだ。

 

食わず嫌いかとも思ったが、食った上で嫌いだ。

 

「こちらの方もどうぞー!」

 

時間をかけて咀嚼中のわたしに、店員さんは別の味の笹かまを渡そうとしてきた。

 

これ以上は食べられない。

 

「とてもおいしかったので、このプレーンにします」

 

嘘も方便と言うし、人を傷つけないための嘘はついてもいいだろう。

 

ここまで苦労して入手した笹かまは、無事喜んでもらえた。

 

そんな思い出があるので、笹かまを採用したのだ。

 

しかしブログ名が「笹かま」というのはなんだか変だ。

 

これじゃあ笹かま紹介ブログである。

 

しょうもない文章を書くことは決めていたので、わけのわからない組み合わせにしてやろう。

 

そしてわたしは、笹かまと合わない食べ物を思い浮かべ始めた。

 

当時のメモを見てみると、どうやら最初に思い浮かんだのは「グミと笹かま」だったらしい。

 

当時のわたしも納得いってなかった様子だったし、今思い返してもダサい。

 

「と」という繋ぎ言葉がダサい。

 

その次には「笹かまコンビーフ」が出てきていた。

 

笹かまとコンビーフは別に食べ合わせが悪いわけではなさそうだが、語呂の良さから即採用された。

 

こうしてイキリキャシーが書く笹かまコンビーフが生まれたのだ。

 

特段イキってるわけでもなければ名前もキャシーではないし、笹かまも好きではない。

 

ちなみにコンビーフは大好物である。

 

火を通してご飯の上に乗せ、マヨネーズをかけたらもう絶品だ。

 

是非試して欲しい。

 

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笹かまコンビーフ