笹かまコンビーフ

イキリキャシーが、どうでもいいことを毎週金曜に綴るだけのブログ

一生懸命マックを食べるイキリキャシー

ある日友人(以下テックガール)と電話していると、パワーワードが飛び出した。

 

「わたしもマック食べたくなった。イキリさんが一生懸命マック食べてるから」

 

わざわざテックガールとのLINEにそれを送ってアナウンスにしたくらい、面白くて好きだ。

 

確かにわたしはマックを毎日食べている。

 

比喩などではなく、本当に毎日Uber Eatsで頼んでいるのだ。

 

ひどい時は1日複数回頼む。

 

この二十数年の間、デリバリーが届く場所に住んだことは約3年しかない。

 

実家→大学の寮→大学近くのアパート1→実家→アパート2→アメリ

 

という生き方をしてきたのだが、アパート1とアパート2にしかデリバリーはこなかった。

 

加えてUber Eatsなんて最先端のものではなく、出前館である。

 

しかも都会の出前館とは違い、専用の配達員がいるわけでもない。

 

出前館で頼むとアプリからお店に注文情報が行き、店員さんがそれを配達してくれるというシステムだ。

 

出前館は仲介業者のようなものである。

 

直接お店で頼むよりポイントが貯まりやすいから、出前館で頼んでいたのだ。

 

レパートリーも、ホームパーティーのラインナップだった。

 

お寿司、ピザ、トンカツ。

 

しかし届くだけマシだったのである。

 

実家も寮も、デリバリーなんて届かなかった。

 

幼少期のイキリキャシーにとって、デリバリーは高級食材並みに貴重なものだった。

 

祖父母の家で食べるピザやお寿司に、ワクワクしたものである。

 

わたしはデリバリー難民だった上にジャンクフードをこよなく愛する、枕元に醤油を置くほど怠惰な人間だ。

 

詳細はこの記事から↓

 

 

sasakama-cornedbeef.hatenablog.com

 

 

 

食欲より怠惰が勝つ人間でもある。

 

詳細はこの記事から↓

 

 

sasakama-cornedbeef.hatenablog.com

 

 

 

Ikiri Kathy meats Uber Eatsなんてしてしまえば、そりゃ乱用するに決まってる。

 

さて、話が逸れてしまった。

 

「わたしもマック食べたくなった。イキリさんが一生懸命マック食べてるから」

 

がいかに面白いか。

 

この話をしたいのだ。

 

「一生懸命マックを食べてる」

 

まずこのフレーズ。

 

まるで大食いの選手か、マックを食べないと命に関わる状況下におかれた人間だ。

 

わたしは大食いの選手でもないし、食べる食べ物に制約はない。

 

「一生懸命 + マックを + 食べてる」というこの言葉の組み合わせは、おそらくもう聞かないだろう。

 

そして「イキリさん」という呼び方。

 

ペンネームで書くといささか変だが、これは苗字である。

 

テックガールはわたしのことを苗字呼び捨てで呼んでいる。

 

しかしたまに苗字+さんで呼んでくるのだ。

 

テックガールだけでなく、中学時代からの友達何人かは最近苗字+さんで呼んでくるのだが、呼び名の話はまた来週。

 

とにかく、

 

「一生懸命マック食べてるから」

 

との相乗効果で、イキリさんもジワリティを抱く対象になってしまったのである。

 

 

テックガールは以前もパワーワードを生産している。

 

「いつ出国?あごめん。いつ出荷?」

 

これは、わたしがアメリカに行くことが決まった時に送られてきた文章だ。

 

わたしのことをおよそ人間だと思っていない。

 

しかも、一度「出国」と人間扱いした上での「出荷」だ。

 

ちょうどワクチンの副反応で体調が酷かった時だったが、思わず笑ってしまった。

 

この前にきちんと「おめでとう!」と言ってくれているし、ただの無礼者でないことは彼女の名誉のために記しておく。

 

 

もう一つパワーワードを紹介したい。

 

「イキリが大人とか違法だと思うんだけど、通報したほうがいい?ここに、なっちゃいけない人がいますけど?日本の治安が乱れます」

 

これは、わたしの二十歳の誕生日に寄せてくれたメッセージである。

 

まだ人間扱いしてくれているが、これではとんだ問題児である。

 

いや、違法で治安を乱しているのだから問題児といったレベルではない。

 

本気でこう思っているとしたら、早いところ友達を辞めて通報したほうがいい。

 

これまたこのメッセージの前に「ハッピー20!!!!!!!」と送ってくれているので、テックガールはやはりただの無礼者ではない。

 

こんな文章を送ることができるほどの関係性、ということだ。

 

なお、この話をブログに書きたいから名前の希望を教えてくれと言ったら、

 

「なんでもいいよ。何がいい?逆に」

 

と言われた。

 

てっきり意気揚々とふざけた希望を伝えてくると思ったので、何だか拍子抜けしてしまった。

 

でも確かにペンネームというのは難しいものである。

 

再来週の記事は、「笹かまコンビーフ」と「イキリキャシー」の名前の由来にしようかな。