「好きな数字は7です。」
1-9までの好きな数字、それは7である。
7というのは俗にまみれていない感じがする。
わたしは、偶数はあまり好きではない。
たしかに数学を解いているときは偶数であるとありがたいのだが、それと好みはまた違う。
数字としては、やはり奇数が好きだ。
偶数というやつは2の倍数なので、仲間がたくさんいる。
1-9までの奇数といえば3と5と7と9だが、3と5と9はやはり仲間が多い。
3と9は仲間であり、偶数の6も仲間である。
たしかに5は1-9の間には仲間がいないが、10進法においてはなんともバランスよく仲間が配置されている。
そこが少し気に入らない。
一方7は、1-9の中に仲間がいない。
素数なのだ。
そこに好感が持てる。
また、7というのは黄色のイメージがある。
わたしは黄色が好きなのだ。
それもまた一つの要因である。
ちなみに基本的に偶数は寒色系で、奇数は暖色系だ。
なので3は赤い。
赤くても別に構わないのだが、どうせなら好きな色な方がいいだろう。
「好きな掛け算は7×3=21です。」
さて、好きな掛け算もある。
これは、7に対する好意よりも強い。
友人には特殊性癖とまで言われたが、7×3=21はどうにも好ましくイケメンだ。
スパーンとしている。
特殊性癖と呼ばれたものの、きっとこの気持ちをわかってくれるだろうと何人かに聞いてみたところ、友人Oは2×9=18が好きだという。
おお、仲間だ!と思ったがその理由は2×9が「にく」と読めるかららしい。
「肉、好きだからさ」
と嬉しそうに教えてくれたが、自分とは少し違う理由だった。
また別の友人Sは、3×4=12が好きだと教えてくれた。
どうしてか彼女もよくわからないらしいが、とにかく好きらしい。
きっと似た感覚で好きなんだろう。
ちなみに友人Sには推し元素はあるらしい。
理科に関してはめっぽう弱いので、これについては深く触れることはできない。
さて、どうして好きなのかもう少し掘り下げてみよう。
そもそもわたしは×の前の数字は後の数字の方が大きくあってほしい。
そして上記の理由から、偶数はどうにも許せない。
また、二乗(7×7=49)などの類もなんだかつまらなくて嫌だ。
となると、該当する九九は限られてくる。
やっぱり好きな7が入っていることは不可欠で、その上偶数でなく安易に割り切れる数でなく二乗ではない。
となると7×3=21だ。
21は7×3でしか表せないというのもポイントだ。
21×1でも表せるという無粋なツッコミはやめてほしい。
さて、数字と掛け算に関してはこんなものだろう。
みなさんもぜひ、推し数字や推し九九について考えてみてはいかがでしょうか。